2012年4月10日火曜日

Thunderbird 10 以降で umin.ac.jp 等に接続するためのシェルスクリプトの書き方 for linux

Thunderbird 10 以降で umin.ac.jp 等にSSL接続するためのシェルスクリプトの書き方 for linux


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2012 年 5 月 31 日追記
この問題について Umin サーバーの修正が終わり、umin.org と umin.ac.jp が 6 月に順次 Thunderbird 10 以降に対応するそうです。


2012 年 7 月 2 日追記
umin.org のメールサーバーは 6 月 4 日に Thunderbird 10 以降に対応し、アクセス可能になりました。 umin.ac.jp のサーバーは 7 月中に対応する予定とのことですので、今しばらくお待ちください。


2012 年 7 月 10 日追記
umin.ac.jp、umin.org のメールサーバーともに、以下の設定をしなくても Thunderbird 10 以降で使用できるようになりました。対応、修正にご尽力いただいた担当の方、ありがとうございました。
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Thunderbird の 10 以降で umin.ac.jp に接続する場合について、windows で当面対処する方法を書きましたが(Thunderbird 10 以降 (10/11) で umin.ac.jp 等にSSL接続するための batch の書き方 for windows)、linux でシェルスクリプトで同様に対処する方法を記事にしてみました。

Thunderbird を実行する際に環境変数に、NSS_SSL_CBC_RANDOM_IV=0 を追加すると、thunderbird の動作が少し変わり、umin.ac.jp と umin.org に接続できます。Windows では batch ファイルで実施しましたが、linux ではシェルスクリプトで実現しています(mac でも実施できるかもしれませんが確認していません)。


以下、batch の作成方法(ubuntu 11.10 で動作確認)。

(1) シェルスクリプト用のテキストファイルを作成する。

(2) export NSS_SSL_CBC_RANDOM_IV=0 と thunderbird を 1 行ずつ書く(コピペする)。「thunderbird」の行は、thunderbird にパスが設定されている必要があります(パスが設定されていない場合、実行ファイルのパスを代わりに記載しても OK だと思います)。
    こんな感じです。

   export NSS_SSL_CBC_RANDOM_IV=0
   thunderbird

    上記は最低限の記載です。シェルスクリプトの書き方や作法は他サイトをご参照ください。


(3) ファイル名を xxx.sh (xxx は任意) に変更したのち、シェルスクリプトのファイルを実行可能にする(権限を変更する。chmod 等。参考:第4回 Linux基本操作(2) (その1) )。

(4) 作成したシェルスクリプトファイルを、GUI でダブルクリックし実行する、もしくはターミナルなどで実行すると、thunberbird が起動します。umin.ac.jp、umin.org のサーバーに接続できます。

シェルスクリプトファイル上での環境変数の変更のため、起動した thunderbird 以外には影響を及ぼさないと思われますが、念のため、ご利用は自己責任でお願いします。