2011年2月25日金曜日

Vala プログラミングに valide を使ってみる。

Vala の開発環境にはいろいろあるみたいだけれど、valide を使ってみた。
Windows 版の exe もあるみたいですが、とありえず ubuntu 10.10 で。

Valide (https://launchpad.net/valide ) の valide-0.7.0.tar.gz をダウンロードして、README を読んでビルドしてみましたが、各種ライブラリを手動でいれていかなければいけなくて面倒なのに加えて、なぜか「No package 'vala-1.0' found」とでてしまい(vala 0.10.3 とか、0.11.5 とかならあるのだけれど)、うまく起動できませんでした。

仕方がないので、こちらの PPA をいれて、インストールしてみました(というか vala の最新版を入れるときに使っていて、ふと valide あるのを見つけました…)。
https://launchpad.net/~vala-team/+archive/ppa

無事以下のような感じで動きました。ファイルの管理がしやすい、使うライブラリ(?)をプロジェクトごとに管理できるので、--pkg gtk+-2.0 つけてコンパイルしなくていい等、多少楽できるのかな?と思います。


Valide のウインドウ。





Valide。新規プロジェクト作成時の画面。言語では Vala 以外に Genie も選べる。

2011年2月21日月曜日

Vala に関する資料のリンク集。

Vala の使いどころ
  • C#に近い文法のオブジェクト指向プログラムからC言語/GObjectのコードを生成するValaについて(概要) (http://d.hatena.ne.jp/kakurasan/20090427/ ) → linux 上での話に限定されるけれど(もとより主に linux 用ではあるけれど)、まとまっていると思います。 Mono との比較ですが、Java でも同じような話になりそう。


Vala についての情報
  • Valaについて語りませんか (http://www.pctec.2chmatome.info/?p=720 ) → スレッドを保存し、ノイズを除いたもの。体系的ではないけれど、断片的な知識や手がかり的な情報が手に入り有用かもしれません。



Vala のドキュメント、valadoc
  • Valadoc について (http://live.gnome.org/Valadoc ) → vala のソースコードのコメントからドキュメントを作成する。javadoc 的な。
  • Valadoc (http://valadoc.org/ ) → 使える既存のライブラリ (vapi ファイルが作成されているもの?) などを調べられる。valadoc で作成(?)。GTK などを使うときに便利。


Val(a) IDE
  • Valide http://www.valaide.org/ → まだ機能は少ない気がするけれど、vala の IDE、valide のホーム。windows 版もある?
  • https://launchpad.net/valide → valide の開発用 launchpad。

2011年2月20日日曜日

blogと「わた」の位置づけ。

すこし悩んだけれど、この「わた」っていうアイデンティティ(この blog や広場まとめなどなどぜんぶ含めて)を活かしていこうと思う。
他に新規にアカウントや blog つくってもいいのだけれど、このアイデンティティに愛着があります。そのまま置いておくのも残念なので。
技術系の内容を中心に、オープンな web で、困ったときに検索するとひっかかるようなコンテンツを展開することを目標にしたい。

2011年2月19日土曜日

日本のユーザーのみる facebook と twitter の違い

以前投稿した記事(Twitter と飲みニケーション)に少しだけ関係しているかもしれない。

リアルの関係を超えて、いろんな趣味や興味のあうことで緩やかに広くつながってる日本の多くの匿名ツイッタユーザーの用途には、現実の拡張でしかない facebook は合致しないし、ツイッタのいいところを兼ね備えた上位互換を想定してつかうとすごくがっかりすると思う。
Facebook ページのリニューアルは、趣味や嗜好などに関して、現実からの拡張につながりやすさを持ち込むために作られているように感じるけれど、数日スパンの事柄については不向きだと思うし、ページの乱立は facebook 側は想定していない気がする(日本のユーザーがその気になれば、日本語の wikipedia の各種趣味のページなどのように、ふくらんでいく)。そういう部分は facebook ページではとらえられないし、何より複雑でめんどうくさい(ツイッタなら、タグをつけて検索すればいい、すごくシンプル)。
一方、匿名でリアルの関係で、少なめのフォロワーでツイッターを楽しんでいる人たちには、facebook にはあうと思う。
ただ、日本の場合、各種サブカルチャーや他国に比べ異常に多いブログとの親和性、ニコニコ動画等の匿名でのコミュニティ形成などから考えると、緩やかに広くつながってる匿名ツイッタユーザーのほうが多い気がする。そういう意味で、日本のツイッタユーザーは facebook には移行しにくいし、上記のように勘違いして移行しても、また twitter に戻ってしまうような気もする。

  

2011年2月11日金曜日

Vala でプログラムを書く (Gtk を使ってみる)。

前回(Vala でプログラムを書く。) のつづき。
Vala の使い方が分かってきたので、他のライブラリを使ってみたり、GUI アプリケーションを作ってみるために、Gtk を使ったサンプルを動かしてみる。

たとえば、こちら (Vala GTK+ Examples) の一番上のサンプルコードをコピーして vala ファイル (gtk-hello.vala) を作成し、以下でコンパイル (コンパイル等については、前回:Vala でプログラムを書く。参照)。

$valac --pkg gtk+-2.0 xxx.vala


コンパイルする際には gtk 2.0 が必要になります(ない場合、「gtk/gtk.h: そのようなファイルやディレクトリはありません」等エラーが出ると思います)。
Ubuntu 10.10 環境では、Synaptic で「libgtk2.0-dev」を入れたら、コンパイルできました(libgtk2.0 自体は入っていたようです)。Synaptic 便利。


実行すると、以下のようなウインドウができます。GTK を使えば、ちいさめのアプリケーションならある程度作れそうですね。


Vala で gtk2.0 アプリケーション。hello world。ウインドウ内にはボタンがあります。



Vala で gtk2.0 アプリケーション。hello world。ボタンをクリックした場合。

  

2011年2月6日日曜日

Twitter と飲みニケーション

NHK でツイッタユーザー対象に調査したところ、飲みニケーション反対が多いという話がでていました。それは、そうだと思う。そういう結果になる気がする。むしろあたりまえな感じが。逆だったら怖い。

飲みニケーションって、コミュニケーション上、最大の密結合ですよね。飲みニケーションに続いて、結合の密度で言えば、会話、skype 等のビデオ通話、電話、facebook 上のコミュニケーション、mixi〜、電子メール っていう順番のように思います。
一 方、twitter は使い方によりますが、粗結合(疎結合?)の系統に近いです。前述に続いて twitter、blog、質問系サイト、2ch 等大規模掲示板(場所によるけれど)の順に結合が粗になっていきます。Twitter は使い方によっては blog より粗結合だと思う。

もちろん結合の粗密でどちらがいいという話ではないです。

粗結合傾向のある twitter を好んで使っている人に訊けば、強い密結合になる飲みニケーションが嫌いというのは、すごく納得です。
ただ、twitter をニュースフィードで使う割合が低く、reply でコミュニケーション用途で使うことが多い人や、実名で使っている人は、飲みニケーションが好きな割合が高いのではないかなと思います。そういう層別解析はしたら面白いでしょうね。

メタな視点だけれど、こういうコミュニケーション方法の傾向を考えずになんとなく使っている人、多いですよね。
文句とかないですが、齟齬が起こることがあるだろうな、って思います。



   

2011年2月5日土曜日

Google health をさわってみた

PHR (Personal Health Record) に興味があったので、google health を年明けから使ってみました。と、いっても、あまり情報が無いので、体重や睡眠時間を入れてみただけですが。
英語のインターフェイスですがとくにストレスなく使え、各種情報で Wii fit の体重測定時のように簡単にグラフがみられいいですね

こちらの記事(Google Health、新デザインで登場も日本向けではない)で日本向けのデザインになっていないと指摘されており、実際日本語でないため部分的に使いにくいのではと感じられますが、「単位がMKS単位系になっておらず、ポンドやフィートが採用されている」という問題は解決されているようです。
上の「Option」から「Settings」を選ぶと、単位系を「Pounds and Feet+Inches」と「Kilograms and Centimeters」から選べます。

それよりも、医療機関の情報やその他の機器のデータのインポートが日本では簡単にできないことが課題ではないでしょうか(サービスがターゲットとしているアメリカなら便利に利用できるのだろうか?)。

まだ自分の入力した情報も、他の利用者も(日本では?)少ないですが、google health data API も使ってみたいです。